【プロ直伝】「直視・ビタ押し」を習得する練習方法と見やすくなるコツ

リールの図柄を正確に捕らえる「直視」と狙った箇所に1コマのズレもなく目押しする「ビタ押し」の技術。
これらはスロットの技術介入として身につけておけば間違いなく収支アップに繋がる方法ではないでしょうか?
同じ機種で同じ設定を打った場合にも、打ち手により獲得メダル数が大きく変わってくるのはやはり練習しがいがありますよね。
今回はそんな直視の練習方法、そしてビタ押しをどのようにして慣れていくと良いかを実際に経験した話を元にお伝えしていきます。
直視・ビタ押しとは?
まず意味は言葉通りなのですが、高速で回転しているリールの図柄を直視で捕らえることにより、狙った箇所に止めることが出来る技術のことをビタ押しと呼びます。
結論から言いますと、動体視力の問題というよりも全ては「慣れ」により見えやすい人と見えにく人分かれてくるというのが特徴となるでしょう。
ただこれらはそれぞれちょっとしたコツがあり、それを意識しながら打つのと適当に打つのでは全然違ってきますので、まずは普段打っている際に意識することからおすすめしますね。
僕の場合スロットを始めてから10年は正確なビタ押しが出来ませんでした^^;
これらの技術を使うのは、何かしらの技術介入要素が存在する機種を打つ際に必要になってくるということ。
ビタ押し成功率によりメダルの出率が変わってきますので、高設定でもビタ押しが出来ないと話にならない機種も存在するのです。
5号機以降の世代では出来なくて当たり前
まずこれを読んでいるあなたに知っておいて欲しいことなのですが、4号機以前の機種を経験していない人は出来なくて当然の技術となります。
Youtubeで活躍されているライターさんなどでも、直視やビタ押しの精度が高い方々というのは、ほとんどが30歳以上の世代ではないでしょうか?
というのも、4号機以前だとビタ押しが出来ないと話にならないという機種が非常に多く存在したため、当時打っていた人は嫌でも身についているということですね。
だから若い世代、特に今20代などの人たちは最初から出来なくて当然ですので悲観することのないように。
実際僕は丁度18歳のころに5号機が始まった世代だったので、本格的に打ち始めた頃にはすでに4号機は撤去されており、触る機会がほとんどありませんでした。
そこから10年以上スロットに触れてきましたが、そもそもビタ押しが必須な機種は打たなかったのです^^;
ですので僕が思うビタ押しの上達具合というのは、スロット歴ではなくビタ押しなどの技術介入機にどれだけ触れてきたかという時間がやはり重要ということ。
5号機や6号機の目押し不要、アバウトなBAR狙いだけをしていたらまずビタ押しが上達することはありません。
ビタ押し成功率0%から90%に上達した理由
練習方法やコツをお伝えする前に、僕自身がプロとして生活する中でビタ押しを取得したお話をしていきます。
キッカケは単純にビタ押しという技術介入が必要になった機種、「3×3EYES~聖魔覚醒~(サザンアイズ)」の導入が理由で、これによりビタ押しを練習した人も結構多いのではないでしょうか。
3×3EYES~聖魔覚醒~(サザンアイズ) | ||||
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![]() |
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設定 | BIG確率 | CB確率 | 機械割 (フル攻略) |
|
1 | 1/337.8 | 1/489.1 | 100.6% | |
2 | 1/321.3 | 1/461.5 | 102.6% | |
C | 1/682.7 | 1/99.9 | 109.7% | |
5 | 1/306.2 | 1/397.2 | 106.5% | |
6 | 1/303.4 | 1/313.6 | 110.2% |
導入されたのが2016年9月、僕がスロットを始めたのが2007年なので9年経過した際に出た機種ということ。
こちらは設定CというEX設定が特徴で、CB(チャレンジBONUS)が約1/100の確率で成立して、CB中にビタ押しが平均5回前後必要になってくるというものでした。
失敗したら1回につき7枚も損をするというビタ押しできない人にとってはまず勝てない仕様でしたね^^;
2016年は他ビジネスに取り組んでいたため、あまりスロットを打てていなかったのですが設定Cを試しに打ちに行く機会があると絶望しました。
まったく押せずにせっかく機械割が110%近くある設定Cなのに全然メダルが増えずに知り合いに譲ったという経験があるのです。
そこから設定狙いをちょくちょくするようになるのですが、設定Cの魅力はビタ押しが難しすぎて競争率が低かったことに最大の魅力が詰まっているのですね。
1日フルで打つ機会も増えていき、ビタ押しについて色々と学ぶことになり、その後「ディスクアップ」や「バンバンクロス」の登場によりこの機会に覚えるしか無いなと決意したわけです。
その間約3年くらいですが、全く出来ない状態から9割近く成功するに至りましたので、その過程を全てお伝えしていきます。
直視&ビタ押しを取得する手順
ではここから実際に僕が上達した方法、練習した過程などを全てお伝えしていきますね。
正直意識をすることとひたすら実践することでしか身につかないと思いますので、結局は技術介入機をどれだけ触るかが一番のポイントとなってくるでしょう。
- 目線を上から下に動かす
- 図柄を捉えたら1周のタイミングを取る
- タイミングに合わせて手を動かす
- 直前まで図柄を見て正確に押す
- 失敗したら早いor遅いの調整
- ひたすら経験を積み練習する
流れとしてはこんな感じです。
これを見ているほとんどの方がBAR狙いなど毎回出来ると思うのですが、それはアバウトなタイミング目押しを無意識に習得しているということ。
ある程度スロットを打っている人なら1周のタイミングというのはアバウトに身についているので➊を飛ばして➋を感覚的に身に着けているということです。
これが意外と厄介でタイミング押しでは限界があるので、やはり図柄が見えるに越したことはありません。
1.目線を上から下に動かす
最初にして一番の難関とも言えますが、ここが直視の部分となり凄い人では、リール配列を見ずに図柄の順番を正確に把握できるほどになるようです。
ただ僕も3年以上意識して練習してきましたが、短期間で正確に身に付くものではありませんので、時間がかかるということは知っておいて欲しいです。
直視のコツは、図柄を直線的に見るのではなく、目線を上から下に落とすことによりリールの回転と同じように図柄を上段から下段まで流れるように捕らえるといった方が分かりやすいでしょう。
最初は目押し不要機でもなるべくこの目線を上下させるという意識で常に打っていくと良いです。
そして手っ取り早いのは「スイカ」を直接捉えて、正確に揃える練習をするのが丁度良いと思いますよ^^
基本的にはボーナス図柄の近くをアバウトに狙うことにより揃うスイカですが、直視を意識するならスイカを狙うという行動を普段からやることにより多少なり図柄が見えやすくなってきます。
これは僕自身が実際にやっていた方法で、慣れてくるとスイカ狙い手順など見なくても直視で揃えることが可能で非常に楽になりましたね。
2.図柄を捉えたら1周のタイミングを取る
直視できたとしても、実際に押せるかどうかはタイミング次第になってくる部分もあります。
そこでリールが1周するのにどのくらいの時間がかかるのか、手でトントンとタイミングをとってもいいですし、首を上下に軽く振ってタイミングをとるという方法でも良いでしょう。
あまり大げさだとホールで目立ってしまいますが、感覚的にタイミングが身についていると2コマ前後のズレ以内に抑えることが出来るようになります。
ビタ押しは出来なくてもハナビの2コマ目押しは出来るという方も多いのではないでしょうか?
これは1周のタイミングが感覚的に身についているから出来るということで、僕もハナビの2コマに関しては1日打っただけで9割以上成功するようになりました。
3.タイミングに合わせて手を動かす
タイミングを取るというのは心のなかで「ハイ、ハイ」とやっていればいいのですが問題は手の動きが付いてくるかという部分です。
これは1回のビタ押しというよりも、終日打つ際にある程度規則的な動きをしないと、手のタイミングのズレで失敗することが増えてしまうのですね。
なるべく力を入れずにスッとボタンの横に人差し指を添えてタイミングを取り、押す際にはボタンに乗せるだけという方法が一番正確に出来ると思いますね。
ただストップボタンの押し方というのは何年も慣れ親しんだ方法がそれぞれあると思いますので、毎回崩れないならどのような押し方をしてもOKでしょう。
4.直前まで図柄を見て正確に押す
僕もここが一番の課題であり、言われるまで気にしていなかった部分なのですが、図柄を止める瞬間にリールを見ているかということ。
ほとんどの人が前回捕らえた図柄を元にタイミングで押しているので、直前の図柄を見ようともしてないということが非常に多いのです。
そして慣れた人だと上段ビタは難しいけど下段ビタは比較的やりやすいと感じることもありますが、それは直前の図柄が見えているから。
上段の場合はタイミングを取って、枠上から狙った図柄が上段に見える一瞬で押さないといけないのでかなりシビアになりますよね。
逆に下段ビタ押しの場合は、狙った図柄が上段から下段に滑ってくる間に押せばいいので、直前さえしっかり見ておけば上段より正確に押せやすいということです。
5.失敗したら早いor遅いの調整
もちろん最初は失敗することも多いですが、図柄が捕らえられていると押すのが早かったのか遅かったのか原因が分かるようになってきます。
何も分からずに闇雲に押していても成功率は上がらないので、図柄を捕らえてタイミングを取り、直前までしっかり見て押すことをすれば早い・遅いが分かりますね。
それにより次はちょっと変えてみようと調整をして成功したらそのタイミング、手の動きをひたすら繰り返すということ。
実践で使う場合には1日終日打つことが前提になりますので、朝一で調整してなるべく崩れないように1日キープするという持続力も必要です。
6.ひたすら経験を積み練習する
ここまでの流れがある程度理解できたら、後はひたすら技術介入機で練習をするだけとなります。
正直どれだけ打つかという練習量で全てが変わってきますし、僕もある程度理解して直視・ビタ押しともに精度は上がりましたが100%は無理ですからね。
80%まではこの一連の知識と慣れにより到達は可能、そして90%まではどれだけ1日保たせるかという正確性と崩れないメンタルが必要になります。
安定して90%以上~はちょっと想像できないレベルですが、全ての精度が極限に高まり経験値も積まれることにより到達出来る領域では無いでしょうか。
実際に練習する際のおすすめは?
仕組みは理解したとしても、実際に技術介入機をひたすら打つという行動が最終的には必要になりますので、やはり実践が一番身に付く練習方法です。
因みに僕の場合は「実機」を購入しました。
正直これが手っ取り早く、資金や騒音問題など気にならない場合はすぐにでも買うべきだと思っています。
実際にサザンアイズを先に購入して、友人もよく打ちに来て練習していたので、全員ホールで設定Cをツモって勝った額から考えると大したことないですね。
2017年~2019年は設置があり、魅せ台として設定Cを使うホールも多く非常にお世話になりました。
その後は6号機となりバンバンクロスが導入、こちらも9割以上押せるならまだ勝負になりますしライバルも少ない状況で、こちらも実機を購入しましたね。
購入する時期にもよりますが、設置枠や特別なオプション機能などを合わせると5万円~10万円の範囲で購入出来ると思います。
因みに後から購入したバンバンクロスの方はオートプレイ機能をオプションで付けてから購入したので、家で他の作業をしながら練習できるという非常に快適な状態になりました。
少し値段は高くなりますが、ビタ押しを早く上手くなりたいならオートプレイ機能を付けた実機を購入することが最適ですね。
ただ家に置けないという場合もありますので、そういった際はやはりゲーセンや低貸しにて設定Cを使ってくれるところで練習するのが良いでしょう^^
一応ディスクアップでも練習できなくは無いですが、そもそもビタ押しする頻度が1日通して少ないので、今の時代だとサザンアイズやバンバンクロスの設定Cを低貸しでも探すことがおすすめ。
後は4号機以前のビタ押し機をゲーセンなどでひたすら打つことも練習になるのですが、正直僕も最初やりましたがリールのバックライトすらない機種も多いですし、心折れると思います^^;
結局はホールでの経験値が一番
長く直視やビタ押しについて解説してきましたが、実体験を元にしていますのでぜひ参考にして練習してみてはいかがでしょうか。
ただやはりホールでの終日稼働が一番身につく最短の方法ではありますので、技術が身についていなくても積極的に狙いに行くということも方法としてはアリです。
ミスったら周りの目など気になるでしょうし、上手い人が隣で打っていた際のプレッシャーはかなり大きいのは僕も経験してますからね^^;
ですがビタ押しの成功率の指標というのは、ホールで実際に終日打った際にどのような結果になるかという、本番で発揮しないと意味がないこと。
実機を購入して家で成功率が高くても、ホールでは疲れなどもありますし、周りの目も気にすると80%程度まで落ちてしまう日も正直あります。
そのような状況でも9割以上安定して初めてどのような場面でも役立つ技術だと思っていますので、僕自身もまだまだ練習して慣れていく予定です。
間違いなく勝つための選択肢として幅が広がりますので身につけておいて絶対に損はありません。
僕の地域でも、ビタ押しが上手くてサザンアイズやバンバンクロスを1日打って勝てる人というのは専業者でも本当に少ないです。