パチンコタイプ「ST機」の仕組み・人気の理由、確変や時短との違いは?

昔のパチンコはシンプルな確変機、確変ループタイプがメインでしたが現在では大きく変わってきています。
主流の1つであるST機は、人気スペックとなり長い期間ホールに設置されています。
ではそんなST機ですが、普通の確変タイプとどう違うのか、そして時短などとどのように区別されるのか詳しく解説していきます。
詳しく知るとかなり面白いゲーム性ですので、まだ触ったことない場合はぜひ参考にしてみてください。
ST機とは?
まずSTとはSpecial Time(スペシャルタイム)の意味があり、パチンコのスペックで回数が決められた確変が搭載された機種のことです。
ST機が登場するまでは、確変機が主流で、確変図柄の大当たり後は電サポが当たるまで続くことが一般的でした。
ですがこちらのST機は大当り確率が当たりやすい状態ですが、100回転など回数が決められており、それを抜けると通常に戻ってしまう仕組みです。
大当たり確率は変わるので、厳密にいえばSTは確変の一部として考えられます。
時短は大当たり確率が変わらず電サポだけがついた状態なので、明確にSTの方が当たりやすく嬉しい状態ということですね。
残り回転数が少なくなるとドキドキですし、ST中の強い演出はかなり嬉しいので間違いなくパチンコでヒットしたスペックと言えるでしょう。
ST機が誕生した歴史
ぱちんこ仮面ライダーMAX EDITION | |
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大当り確率 | 1/399.6 |
確変率 | 100% |
ST | 74回転 |
大当り出玉 | 約1350玉 |
ST機は2000年頃からスペックとして認知され始めており、個人的には2010年前後の京楽がかなりST機を取り入れて流行った印象があります。
その中でも特に人気があり、今でもSTの名機として知られるのが、「仮面ライダーMAX EDITION」です。
今はなくなってしまったMAX機で、ヘソ大当たりの約60%が潜伏確変であることから、初当たりの出玉はかなり遠かった印象がありますね。
ですが74回転のST中は、大当り確率が1/43.7まで当たりやすくなるので、1回出玉あり大当たりをして連チャンが始まると非常に爽快感のあるスペックでした。
電サポ大当たりの場合は100%14R大当たりで2Rループなどもなく、純粋に当たり続けると1箱ずつ増えるようなイメージです。
その後も京楽からあしたのジョーなどの出て、甘デジでは結構採用されていたST機が、どんどんMAXタイプ・ミドルタイプにも採用されてきた気がしますね。
ST機がくせになる理由は?
多くのユーザーを魅了して、現在でも1種2種混合タイプと並び、ST機はホールの大半を占めるようになりました。
やはりSTが人気の理由は確変中のドキドキ感、演出を本当の意味で楽しめるからではないでしょうか。
パチンコの通常時は正直ずっと楽しめるほど多彩な演出があるわけでもなく、最近の台は過度な煽りにうんざりしているユーザーも多いでしょう。
実際に保留変化ですら赤でも怪しい、複数のチャンス演出が絡まないとどんなリーチに発展しても当たらないなど当たり前です。
ただしST中・確変中などはちょっとした保留変化が大チャンスになるパターンもあり、違和感演出でそもそも当たりやすいことが特徴の状態。
何も起こらず静かに駆け抜けてしまうこともありますが、確変ループ機特有の弱い演出で通常当たりを引いてしまうことがST機はないので、どんな演出でもかなりチャンスです。
王道の海シリーズ、冬ソナなど弱めなリーチに発展して通常図柄大当たりをして時短へ突入みたいなパターンが無いのが嬉しいですね。
STの場合は基本的にST連チャンがほとんど、ラウンド数が少ない大当たりを引いても、再度STをフルで消化出来るため何を引いても喜べることがから癖になるスペックと言えるでしょう。
潜伏確変には要注意
ST機を打つ上で大事なことは潜伏確変があるかどうかですね。
確変ループタイプ、1種2種混合タイプなどは仕様上、確変が潜伏することはほとんどありませんが、ST機の場合は潜伏確変を採用している機種もあります。
例えば大当たり後に本当はSTに入っているけど、電サポが終わり通常に戻ってしまうパターンなどですね。
機種で言えば「ヴァルヴレイヴ2」のようなタイプで、一応潜伏確変の判別方法などもありますが、70回転のSTだと大当たり後は70回転まで回してヤメることが無難です。
今では少なくなってしまいましたが、今後通常に潜伏確変からスタートするような仮面ライダーみたいな仕組みが出るかもしれません。
ですのでしっかり負けないような立ち回り、パチンコで勝つことを考えるのであれば潜伏確変の仕組みもしっかりと理解しておきましょう。
ST機が勝ちやすいことはあるのか?
ST機の仕組みや歴史をお伝えしてきましたが、このようなスペックの違いはそこまで勝つことに関係はしてきません。
あくまで釘調整、ホールが還元してくれる機種として当てはまるかどうかで台選びはしていくべきですし、ST機だから甘いということは無いですね。
趣味の範囲として遊ぶ分には、予算の範囲内で好きに立ち回ることが正解ですし、わざわざ勝つための台選びをする必要はないでしょう。
ですが、もし年間でトータルプラスを目指したい、少しでも勝ちたいと思うのであれば、ぜひ好きな機種だけでなく、今勝ちやすい、回りやすい台を基準に選んでみてください。
例えば旧イベント日など、旬なメイン機種は還元してくれていることもあり、よく回る台も多く用意してくれている大型ホールも見かけます。
そうなるとある程度いろんな台を打てる知識がないといけないので、この記事だけでなく、他もぜひ参考にして負けない立ち回りを身に付けて頂けると幸いです。