パチンコ「遊タイム狙い」の勝ち方・立ち回り・ハイエナ
2020年、パチンコに導入されたスロットの天井機能のようなシステムの遊タイム。
今までパチンコは青天井だったため、ジャグラーのようなAタイプと同じく天井狙いは出来ませんでした。
それが遊タイムの登場で、遊タイム発動に近い台を狙う遊タイムハイエナが非常に増えています。
2022年終わり頃ではかなり遊タイム搭載機も減ってきましたが、立ち回りの一つとして絶対に取り入れるべき勝ち方ですね。
今回こちらでは遊タイムの狙い方を詳しく解説していきます。
発動までの条件、狙いやすいホール、機種なども様々ありますので、ぜひ立ち回りの参考にしてみてください。
遊タイムだけを狙って大きく勝つことは可能?
遊タイムを狙う立ち回り、主にハイエナと呼ばれる方法ですが、手堅く勝ちやすい狙い方の一つであることは間違いありません。
パチンコ・スロットで安定して勝っていくためには、正攻法で数パターンの狙い方しかないです。
- パチンコ良釘狙い
- パチンコ潜伏・朝一ランプ狙い
- パチンコ遊タイム
- スロット設定狙い
- スロット天井・ゾーン・リセット狙い
大まかなにこのような形で、期待値的にプラスの台を1日長く打つ、もしくは期待値的に美味しい状態をピンポイントで拾いそれだけを打つの2択ですね。
遊タイム狙いはもちろんピンポイントで打つ方に分類され、1日遊タイムだけを狙うのであれば、ひたすらホールを巡回するしかありません。
当然ですが、狙い目のハマりゲーム数、1000円あたりの回転数、出玉削りなどを間違えない限り、遊タイムだけで大きく稼ぐことは十分可能です。
ただ出始めた頃はかなり美味しい状況でしたが、2022年ではすでに遊タイム搭載機種が減ってきており、ガンガンメインで拾える状況では無くなってきています。
遊タイム狙いの簡単なやり方
まずは簡単に遊タイム狙いの方法ですが、シンプルに狙い目の回転数から当たるまで打って即ヤメすることだけです。
ただしスロット天井狙いと違う部分は、釘調整次第で大きく狙い目のボーダーを変えないといけない部分ですね。
P大海物語4スペシャル(三洋) | |||
---|---|---|---|
ミドル | 確変タイプ | ||
大当り確率 | 1/319.6(通常) | ||
大当り確率 | 1/39.7(確変) | ||
確変割合 | 52.0% | ||
遊タイム | 通常950回転 | ||
遊タイム恩恵 | 350回転の時短 | ||
遊タイム狙い目 | 残り250回転~ |
例えば多くのホールに導入された大海4は、通常950回転ハマることにより、350回転の時短に突入する恩恵があります。
ほぼ大当たりする1種2種タイプの機種に比べると恩恵は小さく、大体700回転くらいハマった状態で、残りが250回転で遊タイム突入であれば全然プラスが見込めるでしょう。
この遊タイム狙い目は、もちろんですが自分がどのくらいの効率で稼ぎたいのかによっても大きく変わります。
また当然ですがホールの釘調整次第、1000円あたりの回転数も低く、更には出玉も多く削られているのであれば、同じ台を狙っても期待値が発生しない場合があるので注意が必要ですね。
- ホールの交換率・貯玉を確認
- 該当する機種の大まかな狙い目を確認
- 1000円あたりの回転数により調整
- 次回からそのホールでのボーダーを固定
特に分かりやすい台として大海4を例として挙げましたが、実は右打ちがない機種で削りも激しく、かなり止め打ちなどの技術介入に差が出る台なのです。
しかも海シリーズを甘く使ってくれているホールは多いので、600回転ハマりの残り350回転くらいから積極的に攻めている人もいます。
逆に扱いが悪いホールだと700ハマりでもギリギリラインになってくるので、しっかりと見極めて調整していくことをおすすめします。
例えば軍団や慣れていない人であれば、打てる台がなくボーダーをガンガン下げてやっている人もいますが、安い台を打ちすぎても収支に繋がりにくいので注意しましょう。
交換率・貯玉・現金ギャップを最初に把握
まず遊タイム狙いを始める前に、自分が通えるホールの環境からしっかりと把握していく必要があります。
今では全国的に等価交換の地域よりも、非等価の地域の方が圧倒的に多く、再プレイの制限がされているホールも増えてきています。
スロットの天井狙いにも同じことが言え、換金ギャップがあると現金を入れるほど損すると覚えておきましょう。
もし分からない場合は、パチンコのレート・交換率の仕組みを詳しく解説していますので、こちらからご覧ください。
⇒【徹底解説】パチンコ1玉いくら?玉単価(レート)と交換率の仕組み
1日長く打つ設定狙い、良釘狙いの場合、最初に纏まった出玉ができると問題なく打つことが出来るので初期投資だけが損になります。
ですがハイエナの場合、複数のホールを移動して1店舗1台しか打たないことも非常に多いので、そのたびに現金を入れていると話になりません。
まずは貯玉をしっかりと作ること、もし現金投資になるのであればそれに応じて狙い目ボーダーをしっかり上げること。
貯玉が作れないホールでなおかつ釘が厳しい店舗などは、正直行っても全く拾えないほどシビアになるので、しっかりと行ける範囲のホールは事前にリサーチしましょう。
ホールのルール・ラムクリ状況を把握
続いての注意点ですが、遊タイムやスロットの天井だけを狙うハイエナ行為は、ホールによってプロ行為として注意されることもあります。
実際に1店舗にずっと居座り、徘徊を続けてクレームが入ったことにより出禁になったというプロを何人も見てきました。
そのような一般客に迷惑をかけるような過度な徘徊、張り付き行為などは当然目立つので絶対にやってはいけませんが、美味しい台があればやりたくなる気持ちもわかります。
ただホールの一声でせっかく長く稼げる環境を失うことは絶対にやってはいけないと思っています。
噂などでプロに厳しいホールだと分かっている場合は、無茶せずたまに使う程度、もし注意され警告された場合などは今後ハイエナでは使わないなど工夫は必要ですね。
実際はそのようなホールの方が今はまだ少数派ですし、軽い巡回、ハイエナくらいであれば特に何もないところは多いです。
そしてもう一つ注意点は、遊タイムまでのゲーム数をリセットする「ラムクリ」をやっているホールを知っておくこと。
ラムクリボタンを押すことで簡単にリセット出来るので、全台ラムクリするホールは少ないですが、ある程度ハマった遊タイムだけリセット傾向のあるホールは多いので、宵越しで狙う場合、初見のホールはしっかり調べましょう。
拾えない?結果が出ない原因は?
遊タイム機種ごとのボーダー、狙い目などザックリとしたものはネットで調べるといくらでも出てきます。
それを参考にするだけで全然問題ありませんし、細かいボーダー調整などはホール状況で変わるので自分で決めていくしかありません。
そんな状況で遊タイムを狙い、稼げない・勝てない、ボーダーを上げると拾いにくいという疑問が一番多いのではないでしょうか。
僕は長くパチンコ・スロットの稼働をしてきて、状況をずっと見てきていますが、多くの場合は店舗数・貯玉数の問題だけだと思います。
ハイエナをメインにするのであれば、1店舗のみを縄張りとして徘徊するだけでは稼げる額は大したものになりません。
常連さんと仲良くして、効率よく1店舗だけ使い美味しい台など譲ってもらえるなど上手く長くやっているスタイルのプロはいますが、それも難易度が高いですね。
多くのしっかり稼いでいる専業であれば、広範囲で最低でも10店舗、僕の場合は行ける範囲20店舗くらいはハマり台の確認など出来る状態にしています。
その中から一番美味しそうなルートを曜日、イベントの絡みなどから選んでいくわけですね。
また現在では長くやっていたこともあり、各店舗にある程度の貯玉・貯メダルが確保出来ているので、それも大きいです。
軍資金が少なく、ギリギリでやっている状態、僕も最初稼働を始めた頃は3店舗くらいにしか十分な貯玉を確保できない状況でしたからね。
使わないのに入れておくともったいなので、無制限のホールでは少し多めに、制限ありのホールは貯まると細かく精算して必要分だけ残しているスタイルです。
遊タイムの機種やボーダーの知識などの勉強不足もあるかもしれませんが、調べれば誰でも分かる差が出にくい状況で、そこで結果が出せないなら店舗数をしっかり増やすしかないでしょう。
ライバルや軍団はどうやって出し抜く?
この記事は遊タイムが導入されて2年半ほど経った状況で書いていますが、正直最初はかなり美味しい状況でした。
例えば元々パチンコ専門のプロで、貯玉もありホールの釘状況も把握している人はすぐに順応出来たでしょうが、貯玉の関係やスロットメインだと少し参入が遅れた人も多いです。
実際僕もかなり美味しいという情報を仲間から貰って始めたので遅くなりましたが、ミドルタイプのライダー、北斗無双3など牙狼がメインになるくらいまでの期間はお祭りの状況でした。
というのも遊タイム期待値がスロット天井期待値よりも高く、過疎ホールのお宝台だと1万円の期待値を越えることもあります。
また5000円クラスであれば、1日しっかり店舗数回り宵越しなども見ることにより4.5台は拾える環境だったので、かなり状況は良かったですね。
ただそのような遊タイム搭載のミドルタイプ撤去が進んでいき、今は他の勝ち方も併用しないと遊タイムオンリーだと当然拾い続けるのが難しい環境になりました。
遊タイムから始めたライバルや軍団は淘汰され始めているので、ライバルを目の敵にするのではなく、自分の持てる店舗・スキル・情報をひたすら溜めていくことをおすすめします。
スロットの天井も全然狙えますし、良釘狙い・設定狙いなどの知識やスキルがあるとどの時代でも選択肢は減ることがありません。
浮き沈みが激しく、実際遊タイムが出たコロナ禍などは、もう専業は廃業するしかないほど嘆かれていましたが、蓋を開けてみれば遊タイムが登場したここ2年でかなり収支を上げた人は多い印象です。
2023年ではスマートパチンコ・スロットなど新たな仕様変更もあるので、意外と常に続けて持ち店舗・貯玉・地域の仲間などしっかり出来ていると今後も長く勝てるでしょう。
あくまで一つの手法として取り入れること
遊タイムの狙い方、勝ち方をお伝えしましたが、やはり一番注目すべきはどう拾うかでしょうね。
単純なハマり台がポンポン空くような甘い状況はそうそう無いですし、宵越しをしっかり計算、メモや閉店チェックをすることは最低条件として必要です。
長く今いる地域で専業やそれっぽい人たちの動きを見ていますが、回るホールが10店舗以上やっている人は正直数えるほどしか見たことがありません。
良釘狙いや設定狙いのイベント回りをするグループなら全然いますが、ピンで過疎ホールを回り天井・遊タイムをしっかり把握している人は少ないですね。
最近稼働はめっきり落ちてきて1日に拾える台数は減っている印象はありますが、意外と誰も見ていないお宝が週に数回拾えるだけでも結構な額になりますから。
遊タイム搭載機種がゼロにならない限りは、他の立ち回りの保険として常に把握しておきましょう。