パチンコ・スロット「ファン感謝デー」は勝てる?回収?データから調査した結果

パチンコ屋では毎年「ファン感謝デー」として景品などが当たる抽選会が行われています。
その時間にパチンコ屋で遊戯している客には、ヤクルトやお菓子などが配られて豪華景品が当たるクジも配られますね。
1等は大型テレビなどホールごとに当たりが絶対に入っているようですが、僕も周りの友人も当たったことはありません^^;
そんなファン感謝デー、略してファン感と呼ばれる時期に果たして出玉を出して還元しているのでしょうか?
ファン感謝デーとは?
ファン感謝デーとは、全日遊連(全日本遊戯事業協同組合連合会)、要はパチンコ・スロット業界を纏める組合が主催しているイベントです。
決して出玉やアピールに繋がるものではなく、期間内にホールへ来てくれているお客さんに感謝を込めて景品などを用意して抽選会が行われるというもの。
全国で開催期間は統一されておらず、県によってバラバラに開催されており内容はほぼ同じですね。
打っていると決まった時間に抽選券が配られて、ハズレか当たりか券を見て終わりというだけで、そんな大きな行事ではありません。
ホールによってはクジだけでなく飲み物やお菓子などを一緒に添えて配ってくれることもあるので、ユーザーが損することはないですね。
ただし抽選券を引きたいからと言って無駄に打ってしまうと負け額が増えるということも考えられるので、意識して打ちに行くまではないのかなと思います。
これは組合が開催する一種のイベントとして集客も見込めるので、参加するホールは多くどこも景品を用意して楽しんでもらおうとしていますね。
景品は全てホールが購入している?
このファン感の景品ですが、ホールが自由に用意しているものではありません。
あらかじめ全日遊連が決まった内容のクジや景品をパッケージ化して地域ごとにホールへ販売しているというのが正しい認識ですね。
1セット8万円~10万円ほどで、当たりを多くするほど出費は大きくなりますが多少なり客が増えて稼働が上がるなら費用対効果も高いと言えるでしょう。
ですので、あきらからな過疎店以外は基本的にこれを最低でも1セットは導入して、大々的にアピールしている姿を見かけると思います。
普段イベントや何かしらの示唆など厳しく取り締まるはずなのですが、全日遊連が主催ということでお咎めなしにガンガン宣伝、アピールすることが出来るのでホールからしたら嬉しい試みですね。
客としても別に盛り上がってくれるなら何でも良いですし、抽選は僕も毎年受けていますがまあ楽しいです。
景品はもらっても出玉は厳しい
ではそんなファン感謝デーの期間ですが、客として気になる部分はやはり出玉がどのくらい出て還元してくれるのかという部分です。
ハッキリと言いますが、ファン感謝デーの期間中に還元率を高くして出してくれるホールは非常に少ないというのが現実ですね。
先程も書いた通り、景品を設置することはホールがある程度お金を使って広告のような形で参加しているもの。
ということは、その広告費を回収するための成果を出さないといけないわけですから、赤字にして更に利益を減らすことは考えにくいです。
更に僕はプロとしてあらゆるホールのデータ収集をしてイベントを多く見てきましたが、ファン感謝デーだからアツいと狙ったことは一度もありません。
一般ユーザーだと微々たる還元率の差に気付けないかもしれませんが、長くやっていると還元する日や機種がある程度浮き彫りになるので、これは間違いないです。
ファン感謝デーだからアツいと考え、何でも打っていると簡単に負けてしまうので注意が必要でしょう。
ちょっと抽選を受けたいからその時期はとりあえず行ってみると、どうしても打ちたくなるので適当な台選びをして失敗してしまう可能性も高いですね。
回収というより通常営業
還元率を高くすることは無いとお伝えしましたが、ファン感謝デーだから逆にガッツリ回収するというわけではありません。
というのも色々なホールのデータを見ていると結論からすれば「いつも通り」と言っていいでしょうね。
パチンコ屋は利益を出すために営業しているわけですから、基本的に特定日などでない限り赤字営業しませんし、過疎店ならどこも毎日回収です。
ですので、ファン感謝デー期間中だから勝てないのではなく、そもそも勝てない方が当たり前なのです。
プロや年間で勝っている人というのはユーザーの中では少ないですし、上手く還元してくれる日や機種をピンポイントで狙うから勝ちやすいということ。
例えば11月21日からファン感謝デーが始まる地域なら、1の付く日が強いホールはいつも通り強いので、適当なホールに行くのではなくそこは狙っていけますね。
ファン感謝デーにより営業が大きく変わるということは少なく、相変わらず回収するのか還元日が被ると出してくれるの2択です。
何のためにやっているのか分からない
ファン感謝デーの概要、そして実際は通常営業もしくは回収ということをお伝えしました。
正直な話、大々的に打ち出して毎年恒例のことのようにやっていることですが、別にそれにより業界が健全化するわけでもありませんよね。
そして周りの大型ホールが導入するから、中小ホールもファン感景品を導入せざるを得ないという、そして景品代を回収せざるを得ない負のループなのかなと。
僕もある程度パチンコ・スロットで勝たせてもらっている立場ですが、業界が長く続きホールが還元してくれないと戦えないですからね。
それなら今回使うようなファン感の宣伝費、景品費を他の部分に充ててもらえるならそれの方が良いなという意見も多いのではないでしょうか。
厳しい規制の中でギリギリ出来るラインとして昔からあるのでやっていることだけでなく、全日遊連には他にも業界のことを考えた試みなどにお金を使ってやって欲しいかなと思ってしまいます。
あくまで個人の意見ですが、どうせなら組合公認で他にもイベントをやっても良いのかなとも感じますね。
全てはホールが還元してくれるかもあるでしょうが、設定狙いなどガチでやっていると頑張っているホールも多く見かけるので、盛り上がっていって欲しいです。