スロットの「遅れ」とは?本当にアツい演出の矛盾

スロットではただリールが回るだけではなく、液晶の演出や音で楽しむ機種が増えてきています。
特に新しい機種になるにつれて、液晶が綺麗になっていることは間違えないですし、音も無駄にハデな印象がありますね。
そんな演出の中でもシンプルで非常にアツいとされている「遅れ演出」はご存知でしょうか?
今回はそんな遅れ演出がどのようなものなのか、そして遅れが搭載されている機種をご紹介していきます。
遅れとは?
遅れとは一般的に、リールの始動音とリールの回転がズレることを意味しています。
どのような機種、液晶がないジャグラーのようなAタイプでも、基本的に始動音(スタート音)・停止音などが決められていますね。
ガヤガヤとうるさいパチンコ屋では中々聞き取りにくいかもしれませんが、様々な動作により音がしっかりと鳴る仕組みになっています。
そして本来ならレバーを叩いてリールが回ると同時に音が鳴るのが、たまにリールが回った後に音が遅れて鳴ることで、何かしらアツい示唆として使われていますね。
- リールが回ると同時に始動音が鳴る
- リールが先に回り始動音が遅れることがある
- 遅れという音だけ演出を搭載している機種限定
この遅れはあくまでメーカーが意図的に作り出した演出の1つとなりますので、そのような演出が元々ある機種でないと当然起こりません。
シンプルな分、慣れた機種を打っていると違和感に気付けますしちょっとした違和感演出こそパチスロの面白さだと思いますね。
遅れを搭載している有名な機種
ミリオンゴッド~神々の凱旋~ | ||||
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設定 | GG初当り | 機械割 | ||
1 | 1/525.4 | 97.8% | ||
2 | 1/476.0 | 99.0% | ||
3 | 1/487.5 | 102.9% | ||
4 | 1/370.7 | 105.5% | ||
5 | 1/361.8 | 112.9% | ||
6 | 1/274.7 | 119.6% |
まずはゴッドシリーズで大人気な凱旋ですね。
こちらはスタート音の遅れが発生すると、GOD揃い・赤7揃いのチャンスとなるアツい演出です。
もちろんガセることもあるのですが、それでも遅れ発生からのハズレ目で内部的に状態が良い示唆となっていることもありますね。
いずれにせよ遅れが来た瞬間はアツくなれることは間違いないですし、何度か経験すると必ずそのうち1回でもGOD揃いを引けると思います。
沖ドキ | ||||
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設定 | ボーナス合算 | 機械割 | ||
1 | 1/242.8 | 97.0% | ||
2 | 1/229.2 | 99.7% | ||
3 | 1/217.9 | 101.7% | ||
4 | 1/206.8 | 103.9% | ||
5 | 1/197.1 | 106.2% | ||
6 | 1/188.3 | 107.9% |
沖ドキの場合は、スタート音が遅れることによりその時点でボーナスが濃厚な演出となります。
また確率が低いレア小役当選の可能性も上がり、確定役や中段チェリーが揃いやすい演出でもありますね。
ですので、遅れが発生したら目押しをして何の小役か見極めていくとより楽しめる仕様になっています。
液晶がない爆発タイプで、連チャンをかけた32G以内の遅れ発生などはそれだけで気持ちが高ぶりますし非常に良い演出だなと思いますね。
ハナビ(HANABI) | ||||
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設定 | 合算 | 機械割 (市場値) |
機械割 (フル攻略) |
|
1 | 1/172.5 | 98.0% | 100.5% | |
2 | 1/166.3 | 99.9% | 102.3% | |
5 | 1/159.1 | 103.1% | 105.4% | |
6 | 1/149.6 | 106.1% | 108.5% |
遅れといえば、やはりアクロス系のハナビが挙がるのではないでしょうか。
元々スロットは液晶がない時代、それこそ4号機以前は音やBGMのみで楽しむことが主流でした。
リール制御や告知音との矛盾など、派手な演出ではなかったにしろアツいパターンが複数用意されていたので、やはりシンプルでも楽しさはありますね。
それを5号機で復刻させたのがハナビであり、A+RT機の中では設置台数も多くホールからもユーザーからも重宝されている機種なのは間違いないでしょう。
こちらハナビの遅れ演出は、チェリーorボーナス対応となり、チェリーを否定した時点でボーナス確定となるので1リールで判断可能。
遅れにも聞き取りやすい露骨な遅れ、中々慣れないと分からない遅れとタイミングも違うので正確に感じるのは難しいです。
ただ1日打つと明らかに遅れたなと察知出来る場合もあるので、分かってくるとめちゃくちゃ楽しいですね。
やはりスロットはシンプルでちょっとした違和感の演出が嬉しいことを改めて実感した台でもあります。
遅れを聞き取りやすくする方法
遅れ演出はGODや沖ドキだと非常に分かりやすく意識しなくてもほとんど聞き取ることが出来るでしょう。
ただハナビはやはり慣れている人でも難しいですし、僕も何度が打ってようやく分かり始めて来たくらいで正直完璧に聞き分けることは難しいかも。
スロットには次ゲームを回すまでに4.1秒のウェイトがかかるので、その微妙な間も毎回ズレるので間違える原因にもなります。
メダルを毎回3枚手入れして、ゆっくり回す場合にはレバーオンした瞬間リールが回るので、ある程度遅れが聞き取りやすくなるでしょうが、効率が悪いです。
また他にも6号機で遅れ演出があるAタイプの「バンバンクロス」は始動音が小さすぎて分からないという問題もありますね^^;
周りを気にしていつも音量を絞ってからホールでは打つのですが、そうすると始動音が全く聞こえず気付いたら当たっているなんてことも日常茶飯事です。
ド派手な演出や液晶より凝った演出を
6号機からパチスロを始めた人にとってはアニメ版権や液晶が当たり前、液晶の画質は綺麗で当たり前というゲーム感覚かもしれません。
ただ長くやっているとリールの滑り、リール制御やこのような違和感演出などシンプルな楽しさに気付いていきます。
もちろんゴッドや沖ドキなどの沢山出る台は人気が高く稼働も高いですが、それに負けずハナビやディスクアップなどのシンプルな機種も人気。
逆にゴリゴリの演出だけそれっぽい機種は結局長生きしない傾向にありますね。
様々な規制によりもちろんメーカーも多大な努力をされていると思いますし、おかけで遊べて勝たせてもらっているわけですから何とも言えません。
ですが、派手にして機種代を高くするよりか、シンプルな演出・出目のバランスを売りにするのもアリかなと思います。