パチンコのボーダー理論とは?打ち続ければ本当に勝てる?
パチンコを正攻法で戦う場合、1000円あたりの回転数が非常に大事です。
回らない台を打ち続けると必ずマイナスになっていきますし、ホールにはほとんどが回らない調整ばかりされています。
機種によりどのくらい回るとプラスになるのか?を把握するために計算されたのが、ボーダーとなります。
ある回転数以上回ると理論上はプラスになるので、それ以下だと打ち続けると危ないという大体の目安になる考え方ですね。
今回はそんなボーダーについて間違った認識も多いと思いますので、プロ目線で詳しく解説をしていきます。
正しいボーダー理論を身に着けて立ち回ると、長い目でみて勝つことが出来るでしょう。
ボーダーとはどのように計算される?
パチンコのボーダーは冒頭でもお伝えした通り、プラスになる1000円あたりの回転数のことを意味します。
ボーダーの数字が「17」であれば、1000円あたりの回転数が17回転以上ないとプラスにならないという考え方ですね。
このボーダーは機種ごとに当然変わってきますし、大当たりした際に獲得できる平均出玉から逆算した数値になります。
基本的にはメーカー発表の表記出玉、そして大当たり確率などから逆算した数値を解析サイト等でボーダーとして公開されていることが多いので、参考にすると良いでしょう。
ですので自分で全部を計算する必要はなく、掲載されている情報をもとに、大事なのは交換率・持ち玉比率・出玉削りを全て考慮するということです。
この部分に関しては、同じ機種を打っていても地域やホールにより大きく変わってくる部分です。
ボーダーの回転数はあくまで等価交換・削りなしなどで計算されていることも多いので、非等価・削りありの環境だと大きくボーダーが上がることは知っておきましょう。
もちろんこのような交換率も含め、様々な状況でボーダーを出してくれているところも多く、こちらも当てはめるだけで大体把握することが出来ます。
ボーダー+3以上で初めて日当になる?
パチンコで勝ちを目指すということは、期待できる収支がトントンの台を打っても意味がありません。
ですのでパチンコの良釘狙いで勝つのは、ボーダーより更に多く回る状況の台を打ち続けることが必須となるのです。
ボーダーが「17」と設定されている状況で20回るのであればボーダー+3となり、その状態で一日しっかり回すことで初めて日当になります。
回転数が1万円入れた程度ではかなりブレがあるので、正確にはやはり1日打つ、数日打ってしっかり確証を得ないと意味がないことも注意ですね。
ボーダーが+1程度でも大したプラスにはなりませんし、出玉削りなどの調整次第では全然マイナスになることもあるでしょう。
昔のパチンコであれば、ラウンド・電サポ中に増やすことが出来たので、ボーダーちょっとプラスでもガンガンプラスにするような技術介入がありました。
ですが現在のパチンコは減らさないことが最低限になってきており、回らないと話にならないという状況ですね。
削りがひどい場合はさらにボーダー+4以上などないといけないので、回るホールでも削りに注目してしっかりと把握しておかないと、回転数だけではプラスにならないことも多いです。
実際の機種で簡単にボーダーを把握
Pスーパー海物語IN沖縄5 | |
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大当り確率 | 1/319.6 |
時短 | 100回or120回 |
確変率 | 60% |
大当り出玉 | 約90~1500玉 |
海シリーズはホールのメイン機種として、パチンコは海・スロットはジャグラーと遊びやすく還元してくれているホールも多いです。
しっかり回ることから、削りなどが少なく、上手く技術介入することで日当を取りやすい台としてプロにも良釘狙いとして好まれる機種になりますね。
機種名でネット検索しても多くのサイトでボーダー情報などすぐに把握することが出来ます。
個人的には有料にはなりますが、ずっと使っているパチマガスロマガのアプリで毎回把握することが多いですね。
引用元:パチマガスロマガ
このような簡易的な表が掲載されているので、簡単にですが参考にしてみると良いでしょう。
例えば非等価の地域では、28玉交換である3.57円交換が多く、スロットでは5.6枚交換の地域ですね。
基本的に削りが多いと仮定して5%削りの方を見ていくと、1000円あたりのボーダーラインは「20.1」となっています。
削りがもう少しない、出玉を減らさないように出来るのであれば目安としてですが22回転くらいないとしっかり勝つには不安だということですね。
通常営業で例えばですが、海が大体17しか回らないホールだと、イベントでちょっと還元してくれたとして意味がないですよね?
通常から22以上回してくれるようなホールは調整ミス以外ほとんどないので、通常ベースが高く特定日などで1~2段階開けてくれるようなホールがベストです。
そのような状況だと1日しっかり打つことで日当が2万円を越える、それをしっかり稼働できる日が増えるほど、収支は安定してくるでしょう。
例えば軍団っぽいプロが毎回打っていたとしても、日当1万円ちょっとしかない台を打たされていることなど全然あるので、しっかりと自分自身で判断していくことをおすすめします。
打ち手と技術で大きく変わるので注意
ボーダーは平均出玉をもとに算出されますが、これは打つ前の見込みです。
保留3止め、ラウンド中の止め打ち・捻り打ち、電サポ中の止め打ちなどのスキルによりボーダーラインはかなり変わってきます。
1日に何回も当たることが多いほど、止め打ちの効果は高まるので、減らさないようなスキルが大事になってきますね。
上手なプロが打っているような台を真似して打ったとしても、このような細かいスキルでギリギリ日当が取れるラインまで引き上げている可能性もあります。
ですのでしっかりと自分がどれほど止め打ちが出来るのか、それを含めた上で平均出玉がどれくらいなのかをしっかりと計算しましょう。
各台計数機を導入しているホールだと、細かい出玉数、電サポ終了までに増えた玉数を正確に把握することで、1Rあたりの出玉を増減を知ることが出来るので、そのような計算も必要になります。
これがボーダー以上回るから勝てると簡単に思っている人が陥る罠ですね。
回る台を見つけた後にも、しっかりと出玉計算をして、日当が取れる状況なのか把握した上で初めて試行回数をこなすべきです。
もう一つの罠は打てるホールなのか
ボーダー理論といいますか、これは勝ちを目指す人の宿命なのですが、そもそもホールが打たせてくれるのかが問題。
多くのホールではプロお断りなどの張り紙があり、嫌われて注意されると出禁になる可能性も十分あります。
特にパチンコの方が多く、例えばスロットの設定狙いだと、あくまで設定6を入れているのはホール側であって、出されることは前提としてあること。
逆にパチンコは過度な技術介入によって出されると、ホール側が想定していない利益を抜かれるため、嫌がるホールも多いわけですね。
そもそもビタ押しなどの技術介入はオッケーでパチンコの技術介入はNGなのは腑に落ちないですが、それは昔の名残からです。
右打ち全盛期では、しっかり止め打ちするだけで、電サポ中だけでモリモリ増える仕様だったことで、ボーダーくらい回ればガンガン増やせるような時代があったのです。
これにより多くのパチプロは技術介入でガンガン増やしていましたが、データ異常も上がりやすく、注意するホール、出禁にするホールが増えてきた印象です。
今では増やすどころか減らさないことがギリギリなのですが、それでも止め打ち・捻り打ちなど1回やっていただけでも注意されるホールもあるほど。
しっかりと長い目で勝ちを目指す場合は出禁になることはマイナスでしかないので、しっかりホールは見極めて戦っていきましょう。
実際に調整がいくら甘くても、止め打ち出来ずにガンガン玉が減るような状態では全く日当がとれず良いことはありません。
ボーダーだけでなく多くの部分を参考に
ボーダー理論についてお伝えしましたが、理屈だけでは実際簡単で誰でも理解できるでしょう。
ですが実際に探してそのような良調整の台を長く打ち続けることが非常に難しいということ。
実際に僕はスロットメインで長く立ち回ってきましたが、パチンコの良調整を攻めたことは本当に甘くホールもゆるい場合のみ期間限定で使うほどでした。
ハイエナも一切禁止されるホールもありますし、そのようなホールでの技術介入も危なくて最初から攻めすらしていません。
ホールによってはヘソを開けて、スルーをガッツリ締めているようなホールも結構見かけるので、結論はバランスですね。
特に止め打ちなど注意されず、平常営業から甘く使ってくれているような機種を特定日に狙ってみることなどが最初はおすすめ。
条件がそろう機種や日にちを毎日揃えるだけでも苦労するので、最初は月に数回でもそのような状況を探してみてはいかがでしょうか。
ボーダー以上の台すら遭遇することは難しく、抽選勝負などもあるでしょうが、人が集まるところでは試してみる価値もあるでしょう。