パチンコ「持ち玉比率」の考え方・計算方法

パチンコ・スロットでは最初に現金投資をして玉やメダルを借りて遊戯することが大前提です。
貯玉・貯メダルの再プレイが可能な状態以外では、すべてのユーザーが現金を入れることからスタートしますね。
等価交換のホールだと何も関係ないのですが、交換率が悪い非等価ホールだと現金投資が入るほど損だと言われています。
当然勝つことを目指すためには現金投資がどのくらい損するのか、持ち玉で遊戯出来ている時間と比べて持ち玉比率も見ていく必要があるのです。
今回はそんな持ち玉比率の計算、どれだけ損してどう考えれば良いのか、初心者に向けても詳しく解説をしていきます。
ぜひしっかりと覚えて損のないように立ち回っていきましょう。
持ち玉比率とは?
持ち玉比率とは非等価でパチンコを遊戯する際に、通常時を持ち玉で遊戯できた割合を意味します。
パチンコは最初に大当たりするまで現金投資からスタートします。
大当たりすると纏まった出玉が獲得でき、そこからは持ち玉が無くならない限りその出玉を使って遊戯していきます。
持ち玉が閉店近くまで無くならず遊戯出来ることが一番良いのですが、単発でちょっとしか出ず使い切って現金投資を再開することもあるでしょう。
単純に通常時を1000回転現金投資で回して、1000回転持ち玉でプレイした場合、持ち玉比率は50%になります。
最初から貯玉が十分にあり、常に持ち玉で遊戯できる場合には持ち玉比率が100%ですね。
出玉・再プレイで遊戯した回転数
÷通常時の総回転数×100
=持ち玉比率
例)通常時2000回転
3万円(20/1K)で600回転現金
その他1400回転は持ち玉
1400÷2000×100=70%
パチンコで持ち玉比率が重要な理由は?
昔から持ち玉比率と呼ばれてプロの間では当たり前のように考えられていますが、単純に非等価であれば現金が入るほど損と覚えておけばOKです。
分かりやすく現金投資・持ち玉遊戯でどれほど収支が変わるのか見ていけば分かります。
通常回転数 | 1000回転 |
---|---|
回転率 | 20回転/1K |
投資 | 5万円(12500発) |
回収 | 20000発 |
交換率 | 3.57円 |
さて、このような状況で分かりやすく5万円分打ち込んで1000回転回し、2万発でてすぐにヤメた場合で考えてみましょう。
この場合最終出玉である2万発の価値は全く変わらないので、投資の現金がどのくらい入ったかにより収支が変わってくるということですね。
・持ち玉比率100%(すべて貯玉遊戯)
差玉7500玉×3.57円=+26775円
・持ち玉比率0%(すべて現金遊戯)
20000玉×3.57円=71400円
71400円-50000円=+21400円
・持ち玉比率50%(2.5万円現金)
6250玉×3.57円+25000円=47312円
71400円-47312円=+24088円
・持ち玉比率20%(4万円現金)
2500玉×3.57円+40000円=48925円
71400円-48925円=+22475円
このような形でしっかりと計算してみましたが、すべて現金・すべて貯玉の差は何と5000円にもなるのでかなり大きい欠損です。
永遠と現金投資をすればするほど、入れた額の1割は損していると考えれば良いですね。
当然勝ちを目指して立ち回るプロであれば、このような現金を入れ続けることは絶対にダメです。
ですので貯玉無制限のホールではしっかりと余裕を持って貯玉すること、2500玉制限でも最初は絶対貯玉から使うことが推奨されます。
スロットよりパチンコが厳しい?
持ち玉比率は聞いたことはあるが、持ちメダル比率はあまり聞いたことがない人が多いのではないでしょうか?
実際に非等価ホールであればスロットの方も現金を入れるほど損することは間違いないので、当然貯メダル出来る環境であれば間違いなくした方が良いです。
ですが例えば1日打つ設定狙いだと1日8000回転回せるので、現金投資の比率がそこまで高くないことがスロットの特徴ですね。
スロットで5万円入った場合、結構な投資額になりますが30回転/1Kだとすると回転数は1500回転です。
8000回転回した場合にはこれだけ現金が入っていても持ちメダル比率は80%なので、パチンコより欠損する割合が低めということになるでしょう。
パチンコ・スロットどちらに多く貯玉・貯メダルするかは打つ頻度にもよりますが、どうしても精算する必要があるなら、スロットから精算、パチンコは残すべきですね。
ミドルタイプなどを打つと確率通り当選させるのにでも2万円以上かかる場合も多く、パチンコは5万円で当たりすらしないことも多いです。
現金を入れる頻度は間違いなくパチンコの方が高くなるので、余裕があるのであればしっかりと貯玉は残しておくことをおすすめします。
遊タイム狙いも持ち玉比率は重要?
持ち玉比率は主に良調整のパチンコを1日打つ良釘狙いの際に考えられることで、仕事量の計算などに使われます。
仕事量は最終的に出玉数などを計算してその日どのくらい価値のある台を打てたのか計算する方法で、当然現金が入るほど価値が落ちるため計算に加わるわけですね。
同様に遊タイム狙いでも現金の欠損を分かっていれば問題ないのですが、1回あたりの期待値に大きく差が出てきます。
回転数や遊タイムまでの残り回転数で期待値は変わり、更に現金か持ち玉かにより狙い目ボーダーも極端に変わってくるので注意しましょう。
元々ハイエナに慣れていると、大体の平均投資に対して、どれほど持ち玉があるかをザックリ計算して打てるかどうか判断します。
貯玉が全く無い場合は慎重に、2500玉制限などのホールでは微妙なラインは打たないようになど工夫しないと、正しい狙い方のつもりでも大きく欠損して期待値がない場合もあります。
個人的にはパチンコ・スロット台の知識などを増やしていくより、このような現金の欠損に対する理解などを深めたほうが収支プラスに繋がりやすいと思っています。
慣れるまで難しいかもしれませんが、とりあえずは可能な限り貯玉を増やすことがパチンコで長く稼ぐためには必要な要素の一つであることは間違いないでしょう。
貯玉の持ちすぎには注意
最後に持ち玉比率を気にする人は、貯玉があればあるほど良いと思うでしょう。
実際に1日で2万発無くなってもおかしくないですし、ミドルタイプメインの良釘狙いであれば1週間で20万円欠損なども稀ですがあり得ます。
玉数にして5万発くらいですが、無制限であれば最低でもこのくらいはあれば安心と言えるでしょう。
スロットの場合は20万円分であれば万枚が必要、目安としてパチンコ・スロットともにこのくらいの額が入っていれば、立ち回りが間違っていないと無くなることは少ないです。
細かく精算するのは正直面倒くさいですが、持ちすぎていると意味はないですし、どんなときも周りから注目、目立つことは間違いないのでなるべく控えましょう。
自己満足以外ほぼ残しておく意味がないので、目立たずコツコツやりたいのであればホールごとに残しておきたい玉数を超えた場合は5万円、10万円単位でもいいので交換することをおすすめします。