たまに聞く「JAC IN(ジャックイン)」とは?仕組みと使われる由来

パチスロには「JAC IN(ジャックイン)」という仕組みがあり、今でも機種によっては擬似的にジャックインが採用されていることもあります。
何となく知っており指示に従って打つだけの人が多いでしょうが、そもそもどのような理由で作られるようになったのでしょうか?
知らなくても普通に打っていると損することはありませんし、特に知らなくても困ることはありません。
こちらではそんなジャックインの由来や使われている理由、現在どのような機種で採用されているかお話していきます。
JAC IN(ジャックイン)とは?
4号機時代、色々と試行錯誤され開発されていたパチスロ機ですが、ビッグボーナス中に採用されたシステムのことをジャックインと呼ばれています。
今だとBIG300枚、REG100枚などが途切れずに一気に出るシステムですが、昔はビッグボーナスがレギュラーボーナスの連続という形で構成されていたのですね。
- BIGボーナスで最大30Gの小役ゲームへ突入
- リプレイでJAC INを行いREGボーナスへ
- 15枚役が8回入賞で100枚出て小役ゲームへ
- 再度リプレイでJAC INして100枚前後獲得
- 基本は3回JAC INしてトータル400枚以上獲得
これを繰り返すことにより、BIGボーナスを引くとレギュラーよりも圧倒的に多い枚数を獲得出来るというシステムになりました。
4号機ではこのようなシステムでBIGボーナスを消化することが普通で、そこで流行った技術介入がジャックインをわざと遅らせる「リプレイはずし」の手法です。
リプレイはずしは小役ゲームを伸ばす手法
この小役ゲームは最大30Gということで機種ごとに決まっていますが、この間も小役が揃いメダルは増えていく区間です。
そこでもし最初の10G以内にジャックインが3回成立してしまうと残り20Gほどが無駄になってしまうので勿体ないですよね?
ですので、技術介入により敢えてジャックイン成立であるリプレイをはずして、小役ゲームを最大限消化するという方法がありました。
僕もその時代は現役でプロというわけではありませんでしたので何も考えてなく打っていましたが、今考えると結構損していたなと感じます。
このリプレイはずしはジャックはずしとも呼ばれていたのですが、5号機ではあまり見なくなりましたね。
その名残りがあり、RTやARTに突入する際の突入リプレイなどがジャックインとして呼ばれることはありましたが、大きく仕様が変わりましたね。
ハナビのリプレイはずしはどのような仕組み?
ハナビ(HANABI) | ||||
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![]() |
||||
設定 | 合算 | 機械割 (市場値) |
機械割 (フル攻略) |
|
1 | 1/172.5 | 98.0% | 100.5% | |
2 | 1/166.3 | 99.9% | 102.3% | |
5 | 1/159.1 | 103.1% | 105.4% | |
6 | 1/149.6 | 106.1% | 108.5% |
5号機で復活したハナビですが、BIGボーナス後に付いてくる花火チャレンジというRT内で、特定の図柄を入賞させることにより20G固定のRT花火ゲームへ以降するというシステムがあります。
これも当時を再現するために作られたもので、ほぼリプレイはずしと同等と考えてもいいでしょう。
花火チャレンジも最大で20Gで前半でハズシをミスって早く突入させると数ゲームですが損してしまいますね。
ですので、残り7Gになるまではずっとハズシ続ける必要がありますし、その技術介入をやることにより機械割が高くなるので打ち手により期待収支も変わってきます。
慣れないと難しいですが、やはりこのようなハズシがあるとパチスロが一気に楽しくなるなと思いますね。
実際ハナビはどこのホールでも設置されていますし、設定狙いとしても重宝されることが多く優秀な機種ではないでしょうか。
パンクやペナルティはまた別物?
5号機からメインで打っていると感じることもあると思いますが、RTやART中に特定の図柄を狙わせてパンクを回避するという手順がありますよね?
似たような形ではありますが、これらはリプパンはずし(リプレイタイムのパンクを外す)と呼ばれて従わないと強制終了してしまうものです。
6号機でも通常時にペナルティ図柄を入賞さえてしまうとしばらくの間無抽選になるなどもあり注意しないといけません。
これらがなぜ搭載されているかは、パチスロには規定に沿っているか厳しく試験する検定があるからですね。
保通協の検定をクリアして出玉性能を高めるために、わざとこのようなパンク役を作り搭載せざるを得ない状況だったとも言えるでしょう。
実際打っていると面倒くさいですし、5号機初期ではパンク回避ナビが分かりにくく、初代の戦国無双などは何も知らず良くパンクさせていましたからね^^;
ただし6号機時代ではこのようなリプパンはずしが搭載された機種も厳しくなり検定では通らなくなりました。
メーカーは規制を上手くすり抜けて色々な台を作って楽しませてくれているので、正直感謝しかないですね!
工夫次第で今後良台が出来る可能性も!
4号機からの名残りでジャックインという文言が使われている機種もありますし、6号機でもモグモグ風林火山がリプレイはずしの延命が搭載されていましたからね。
工夫次第では楽しませてくれる機種も増えるでしょうが、その分目押しなどの技術介入が高まっていく可能性もあります。
それでも僕からすると難しくて練習しがいのある機種の方が楽しくて、スロットやっている感が出ますからね。
6号機で有利区間などの規制はありますが、Aタイプ系などもそこそこ面白い台が出ていますし、個人的にはまだまだ新台が楽しみです。
またこれまでに無いような歴史に残るようなシステムを搭載してくる可能性もありますし、技術力は年々上がって来ているでしょうからね。
ユーザーとしては応援するしか出来ませんので、良台が生まれることを祈りつつ、虎視眈々と目押し技術を練習して備えることもおすすめします。