パチンコの釘を徹底解説!釘調整することホントは違法・ダメ?
パチンコで勝つためには釘調整が命、回らないと全く楽しめませんし当たる確率も低くなります。
本来なら釘調整はNGと言われることもありますが、それでもホールはしっかり調整していますし、それにより還元額も変わってきます。
優良店では旧イベント日などの特定日にはしっかりと釘を開けてくれて良調整と呼ばれる台もあり、そのような日、機種を狙っていくと勝ちやすくなるでしょう。
今回こちらでは釘調整や釘見の基礎、どの部分がどのように関係しているのか、大まかな釘の見方をお伝えしていきます。
パチンコは回ることが大正義
現在設置されている多くのパチンコは、打ちはじめてまずは真ん中のヘソに入賞することを目指し、そこに入ることで液晶の変動がスタートします。
1/100の大当たり確率の場合、平均するとヘソに玉が100個入ることで1回大当たりを引けるといった仕組みですね。
1000円で20個入るのであれば大当たりまで5000円しかかかりませんが、これが1000円10回転しか回らないと倍の1万円かかってしまう計算になりますよね?
1000円あたりの回転数、ボーダーと呼ばれていますが、この回る・回らないが釘調整次第ということです。
もちろん釘が悪くてもたまたますぐに当たって大きな連チャンすることもありますし、かなり回っても1日1回も当たらず大ハマリすることも当然あります。
ですが長い目でみるとよく回るボーダー以上の台を回し続けることで勝ちやすいのは間違いないので、あまり負けたくないのであれば、徹底的に回る釘で遊ぶことをおすすめします。
ただしホールは利益を出すことが当たり前、通常営業の釘が悪いのはどのホールでも同じなので、しっかりと特定日に釘を開けてくれる情報などを集めておきましょう。
メイン機種の島を丸ごと甘く調整してくれることもイベント日だと全然あるので、プロ並みに稼ぐことは難しいでしょうが、トントンやちょっとプラスで遊ぶことは出来ます。
釘を触ること自体は違法ではない?
このようにしてホールは釘を自由に叩いて利益を上手く機種ごとに調整しているわけですが、釘調整って違法じゃないの?と思う人も多いでしょう。
こちらは厳密に言えば、メンテナンスのため釘を触るのは問題ないという曖昧な決まりがあります。
そしてやってはいけないこととしてゲーム性が変わるような大きな変更を施してはいけないということですね。
めちゃくちゃ簡単に言えば、ヘソに玉が入らなくするほど締めることで、当然ですが絶対に客が負けるのでそれはやってはいけない。
ですがちょっとした変更だと調整の範囲内と見なされ、グレーではありますがお咎めなしというのが現状ですね。
ですので、多くのホールは分からないように、ヘソ以外の部分もちょっとずつマイナス調整にして、利益を増やしているところが多いのです。
削られる部分の釘にも注目
回転数はあくまでヘソに到達するまでの釘が重要になってきますが、それ以外にもスルー・電チュー・アタッカーなど入賞口付近の釘も重要です。
例えば大当たりで1500玉獲得出来るパチンコでも、これらの釘が悪いと1400玉しか獲得できない、そして確変・時短でも玉が減り最終的には1300玉獲得など、少なく感じたことはありませんか?
これはヘソは開けていて回転数はそこそこ回るけど、右の釘が閉まっていて当たってもガンガン減る、削られる状態などが多いです。
せっかく当たったとしても、獲得できる玉数が平均より減っている状態だと当然ですが勝ち額が減っていく一方ですよね。
毎回玉数を数えることは困難ですが、各台計数機が設置されているホールでは正確に玉数が分かるので、獲得したものを他の台と比べる作業なども大事になってきます。
ではそんな回転数・出玉に変わる釘の役割・名称を一つずつお伝えしていきます。
命釘(ヘソ)
まずは一番大事な部分で、液晶の変動抽選を受けることの出来るスタートチャッカーの上を守るようにある左右釘。
命釘・ヘソと呼ばれていますが、この2本が当然開いているほどスタートに入りやすく回りやすいということです。
もちろんここが開いているように見えても、そこに至るまでの釘がボロボロな状態だと全く回らないので注意しましょう。
ですが明らかにヘソだけでもホールによってサイズ感が変わってくるので、まず見れるようになる部分としてヘソからがおすすめです。
誘導釘(ジャンプ釘)
続いての誘導釘、ジャンプ釘と呼ばれる部分は、ヘソ釘から更に左右、スタートチャッカーの真横に設置された2本の釘を指します。
流れてきた玉がこの釘に引っかかり、ジャンプしてスタートへ入ることからジャンプ釘と言われています。
このジャンプ釘は、上に上がっているほど玉が飛びやすくなるので入賞率も上がる仕組みになっています。
逆に下に下げられている調整だと、ジャンプしてもヘソに入らないため、意外とヘソの上下も合わせてみて、どのくらいの間隔があるかが大事になってくるでしょう。
バラ釘
バラ釘はあまり使われない言葉かもしれませんが、盤面の上部などに散りばめられた釘の総称です。
上部を例えば大きく調整したとしても、あまり玉の動きに影響ないことから、釘読みとしての重要度は低いですね。
仮に一部があきらかに変な調整されていたとしても、玉を打ち出す強さのストロークを変えてみるなどすればOKです。
ヘソに近づくほど、釘の重要度は増してきます。
鎧釘袴釘(ハカマ)寄り釘
続いての寄り釘は、玉をヘソの方向へ流す役割のある鎧のような形をした釘のことですね。
この寄り釘は全体的に見て右側に寄せる傾向が見えないと、玉は左に落ちてしまい全然ヘソに到達しません。
分かりにくい場合は、それぞれ左右の一番下の釘位置を見比べてみてください。
実際に長く打つと感じますが、ここが悪いとあきらかに玉が左に逸れていってしまいます。
風車釘
寄り釘と合わせて見ておくべきなのが風車です。
寄り釘を通り、この風車で右回転・左回転でどちらに流れるか決定するので、セットで見ていくべきですね。
先ほどお伝えして寄り釘左右の一番下、そして風車の位置を三角で見ていき、右側に流れるような調整であることが理想です。
風車だけを見ようとしても見にくいので、そのような寄り釘と合わせて見ていくと分かりやすいです。
道釘
風車から無事右に玉が抜けていくと、最後の関門である道釘を通り、ジャンプ釘・ヘソに到達する仕組みです。
そして一見ただの通路に見えるこの道釘ですが、かなり回転数に影響する部分だと知っておきましょう。
道がガタガタなどといわれることもあり、ここを叩いていると微妙なズレでも玉が不規則に動き弾かれてしまう傾向にあるのです。
せっかく寄りがよく、右に流れたとしてもブレーキがかかる感じになりますので、真横から見て道が綺麗かどうかも何度か見てみましょう。
ワープ釘
こちらはヘソに続く正規のルートとは違い、中央のステージへと繋がるワープ釘と呼ばれる部分です。
スペシャルルートのようなイメージで、ステージへの到達が多いと、そこからまっすぐ真ん中のヘソに入ることも多いですね。
ステージ性能などとも呼ばれますが、盤面の作り方によりステージへ到達した際のヘソ入賞率も変わってきます。
ステージ性能の良い機種で、ワープ釘が空いているとかなり回転数に貢献してくれますが、基本的にはここが空きすぎていることは少ない印象です。
スルー・電チュー・アタッカー釘
ここからは纏めてご紹介しますが、出玉に関わる部分ではこれらの入賞口近くの釘に注目です。
最近の機種では大当たりすると右打ちすることが多いので、どこに何が入れば良いのかを見ておきましょう。
スルーとは、そこを通ることで電チューが開く抽選をしており、王道の海物語などはスルー釘が閉められていると、確変・時短中に上皿が無くなるレベルで玉が減っていきます。
それに加えて電チューの拾い方も悪いのであればせっかく当たった出玉が台無しになり、特に甘デジなどそもそも出玉が少ない機種は特に注意が必要です。
ポケット・入賞釘
最後にお伝えするのは、これも最近増えてきたポケット入賞口ですね。
本来盤面の下側についており、たまたまここに入ると10玉出てくるなどボーナス的な役割として使われていました。
右打ちで玉が減らないような1個返しのポケットが下部についているパターンが多く、打ちっぱなしでもポケットが拾ってくれると右打ち中玉が減りにくくなります。
ただしこのポケット釘すら調整してこぼれるようにしているホールもあるので、右打ち機種はすべての釘をチェックするレベルで大事になるでしょう。
釘はじっくり見ても大丈夫?
全体的な釘の役割をお伝えしましたが、それぞれの部分をしっかりと観察して比較しないと正直パッと見ただけでは全く分かりません。
ヘソ回り、寄りくらいならすぐに見ることは出来るようになるかもしれませんが、細かい部分は打ってからということがほとんどですね。
ただ釘を見る行動は通路でじっくり見ていると目立ちますし、プロ行為として注意されることなど出禁を言い渡すようなホールもあるのでさり気なく見るようにしましょう。
スロットは特にデータ機をポチポチしていても何もありませんが、パチンコプロや技術介入には厳しい傾向が全国的にあり、プロと見なされると普通に遊ぶのも厳しいです。
ですので軽くヘソ周りを見てから着席、試し打ちをして全体の流れをチェックするのがパチンコの自然な打ち方ですね。
もちろん絶対に釘を見てから打てとは言いませんし、アツい日にとりあえずメイン機種や還元してくれそうな新台などに座るだけでも良いと思います。
ただし回転数や出玉数に違和感を感じた場合には、そのまま打ち続けるのではなくホールを移動する、機種を変えるなど工夫をしてみてくださいね。
ある程度の釘の役割をお伝えしましたので、ぜひ参考にして少しでも負けない台を打って楽しんでいきましょう。