パチンコのタイプ、MAX・ミドル・甘デジ・ハネモノなど種類解説

パチンコはどんどん歴史が変わっていき、様々なタイプの機種が存在しています。
こちらではパチンコの基礎編として、どのような種類のパチンコがあるのか詳しく見ていきます。
基本的には大当たり確率により分類されていますが、液晶がない機種も分類が決められています。
実際にパチンコを打ちに行く際に、同じ機種でも分類が違うとかかるお金も変わってくるのでスペックは事前に把握しておきましょう。
パチンコの種類
パチンコはお金を入れて玉を借り、ハンドルを回して玉を打ち出すことが基本です。
盤面には釘が多数埋め込まれており、スタート穴やチャッカーと呼ばれる穴に入ることにより大当たり抽選がされる仕組みですね。
この仕組みは昔から変わっておらず、穴に入った時点で大当たりする機種、スタート穴に入りデジタルで大当たり抽選する機種の大きく分けて2パターンあります。
昔はデジタルの液晶など搭載されておりませんでしたので、釘と玉の動きだけで楽しむものばかりでした。
それが現代では液晶で様々な演出を絡めて、出玉を出すゲーム性に変わってきていますね。
ハンドルも一定の位置で打ち出しをしていると問題なく、仕組みさえ知れば高齢者でも誰でも遊べる遊戯と言えるでしょう。
大まかに2パターンある中でも、パチンコ屋では大当たり確率によりコーナーが仕切られています。
当たりにくい台は平気で数万円失くなってしまうので、自分が使える金額により遊ぶ台を選ぶことも必要になってきます。
MAXタイプ
2020年にはすでに撤去済みとなり規制の関係でなくなってしまったのが、このMAXタイプ。
大当たり確率が約1/400と初当たりが重く、千円で20回転回っても当たるまでに2万円必要になります。
有名なシリーズでは、「牙狼」や「花の慶次」などがこのタイプに分類されていました。
MAXタイプとして登場したからこそ、人気になったシリーズであるとも言えますね。
ただMAXタイプはそれだけ当たりにくいので、連チャンしたときの爆発力は凄まじいもの。
その爆発力や吸い込みが理由で規制の対象になってしまったのですが、どうせ打つならMAXタイプで勝ちに行く人も多いですね。
またプロとしても、MAXタイプは収支が荒れやすいですが、その分期待値的には大きいものばかりでした。
イベントなら日当が3万円前後見込める釘調整など、ピン稼働なら荒れやすいかもしれませんが、複数人でやると安定して稼げるタイプとして優秀でした。
ミドルタイプ
ミドルタイプは大当たり確率が1/300~1/350前後の台でスタンダードなスペック。
パチンコで大人気シリーズの「海物語」がこれに該当するものとして有名です。
MAXタイプとまではいきませんが、それなりに初当たりは重く設定されているので最低でも数万円は用意しておかないと勝負できません。
MAXタイプが規制され、パチンコのメインと言えばこの確率に分類されるものがほとんど。
さすがにミドルタイプが規制されなくなることは数年ないと思いますが、最近では更に大当たり確率が軽い機種も増えてきています。
レートが低い1パチなども毎日賑わっているので、遊べるスペックが好まれて来ているのかもしれません。
ライトミドルタイプ
ライトミドルは、基本的に大当たり確率が1/200前後の機種のこと。
以前はMAXタイプ、ミドルタイプがパチンコの主流でライトミドルはそこまで流行っていませんでした。
ですがMAXタイプが廃止になり、2017年には大人気になった「戦姫絶唱シンフォギア」もこのライトミドルとして登場しましたね。
初当たりは取りやすいですが、50%を通さないと継続させられない仕様が人気になり、どんどんライトミドルタイプも増えてきました。
元々MAXタイプやミドルタイプで存在していた機種が、スペック違いとしてライトミドルになることが多く、打つ際には大当たり確率を事前に把握すること。
コーナーごとに確率が分けられていることは多いですが、実はミドルタイプ、甘デジだったなど良くあるパターンです。
遊パチ(甘デジ)
遊パチは大当たり確率が1/100前後のスペックで、どのパチンコ屋にもコーナーが出来ています。
台数自体はパチンコ屋の2割程度しかないかもしれませんが、当たりやすいので常に遊パチコーナーにはお客さんは多いイメージですね。
千円で20回転回るのであれば、確率通りなら5000円で大当たりが引ける確率なのでスロットで例えるならジャグラーシリーズと同等です。
あまりお金は使いたくないけど、連チャンして数万円勝ちたいと思う人が多く人気があるのでしょう。
まったり打つには遊パチコーナーはおすすめですが、釘調整が厳しいことがネックですね。
やはりミドルタイプなどのメイン機種の方が、全体的に甘めな調整にしてくれているホールが多いです。
羽根物(ハネモノ、平台)
羽根物は液晶が搭載されていない、V入賞に玉が入ると大当たりするシンプルなゲーム性。
釘調整次第で安定して勝てるか決まるので、プロに好まれる台としても有名です。
逆に言えば、基本的に羽根物の釘調整は悪く、ちょっと楽しむ分には良いかもしれませんが、長く打って勝つことを考えると厳しい状況が多いです。
昔は沢山設置されていましたが、ホールに5台前後あれば良いくらいで、地域によっては設置されていることが少ないくらい。
有名な機種なら、トキオシリーズで、甘く使ってくれている日に打てば技術介入次第では安定して右肩上がりに出玉は増えていくでしょう。
純粋な釘読み、技術介入が必須になるので初心者にはパチンコの中でも勝つには難しいかもしれません。
ちょいパチ
ちょいパチは大当たり確率を1/40前後にまで下げた、非常に当たりやすいパチンコ。
もちろんその分出玉も少なくなりますが、当たりが何回も引けて遊べることで話題となりました。
ただ全国的にも設置台数は少なく、色々な機種からこのスペックで登場しましたが、そこまで大人気になるほどではありませんでした。
その理由はやはり釘調整で、回らないと安定して負けてしまいますからね。
大当たり確率が重いほど、一撃性能は高いので、たまたまでも勝つ可能性は高くなりチャンスが生まれます。
ですが、確率が低くなればなるほど、回転率や技術介入などの影響が露骨に出ますので、甘く使ってくれている環境でないと厳しいスペックです。
一発台
一発台は羽根物と同じように、液晶がないタイプですが、その名の通り1発当たればデカいスペックのこと。
2016年からは、「天下一閃」や「天龍」などが登場しており、大当たりすると1撃で7000玉も獲得出来るまさにギャンブル台と言えます。
それだけ大当たり性能が高く、千円入れただけでは大当たりのチャンスすらもらえないことも多いです。
ただパチンコ屋の調整次第、癖なども知ることにより、1日でめちゃくちゃ稼げるような時期もありました。
変なスペックなので、調整ミスなどがあれば1日平気で10万発近く出玉がある台もチラホラ見かけましたね。
本格的なプロは新台入替やイベントなど、調整を甘くしてくれるホールを巡って大きく稼いでいますし、僕も多少なりですが、狙いに行き勝たせてもらいました。
遊ぶ分には全く楽しくないかもしれませんが、このようなスペックの機種が導入されるなら、常にチェックしておくと勝ちに繋がりやすいでしょう。
様々なスペックも存在する
ここまで大まかに大当たり確率での分類を紹介しましたが、それ以外のスペックでも差が出てきます。
例えば純粋な大当たりが継続する確変タイプのもの、最近では決まった回転数だけチャンスがもらえるSTタイプもどんどん登場している印象ですね。
どの機種を選ぶ場合にも、ある程度スペックを把握して、自分の軍資金で遊べる範囲内で台選びする必要があります。
細かいことで言えば、潜伏確変など、当たりを実際に獲得しているのに内部的に隠れて、出てくるのに時間がかかる機種もありますからね。
そのような仕様の台は珍しいですが、知らないと絶対に損してしまうことも多いです。
ぜひ他の記事も参考に、パチンコの立ち回りを少しずつ身に着けていってみてくださいね。